研究紹介
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医学物理学教授 田代 睦
重粒子線治療は鋭く集中する線量と強い殺細胞効果を武器に、これまで治療の困難だったがんも治療できる有力ながん治療法の一つです。この治療は高度な重イオン加速技術や正確な照射技術が開発され、更に放射線生物学の詳細な知見を得ることで初めて可能となりました。この治療法は約20年前に日本で大きく発展した数少ない技術の一つであり、物理・工学や放射線生物学、医学の融合分野として幅広い研究を基礎に、より良い治療を目指して常に進化し続けています。
生物学教授 髙橋 昭久
生物学分野は、培養細胞や動物を用いてX線または重粒子線の放射線照射実験を行い、細胞レベルや生体内に誘発されるさまざまな現象を解明し、より高度で効果的な治療および宇宙環境利用を目指して研究を行っています。これらの研究に精通した放射線治療および宇宙放射線影響に関する生物研究者の育成もこの分野の重要な目的です。
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