新着情報
重粒子線治療の保険診療・先進医療に関する新しい診療体制について
お知らせ
平成28年4月から、重粒子線治療は一部の疾患が保険適用になりました。その他の疾患については、学会が作成した疾患別統一治療方針に基づいて、引き続き先進医療として治療が行われることになりました。
切除非適応の骨軟部腫瘍(骨や筋肉、血管、皮下組織などの軟部に発生する腫瘍)は保険適用となりました。
患者さんにとって円滑な治療となるよう、重粒子線治療に先立ち、お近くの医療機関の骨軟部腫瘍専門医を受診していただきますようお願いします。
保険診療においては、高額療養費制度(医療機関や薬局の窓口で支払った額が、月の初めから終わりまでで一定額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度)が適用になります。あらかじめ「限度額適用認定証」の交付を受ければ、医療機関の窓口に提示することで、医療機関ごとにひと月の支払額が自己負担限度額までとなります。詳しくは厚生労働省のWebページをご覧ください。
その他の疾患については、公益社団法人日本放射線腫瘍学会が定めた適応症と疾患別統一治療方針に基づいて、引き続き先進医療として治療が行われます。
適応症は、頭頸部腫瘍、肺・縦隔腫瘍、消化管腫瘍、肝胆膵腫瘍、泌尿器腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍、転移性腫瘍(いずれも根治的な治療法が可能なものに限る。)となっております。詳しくは日本放射線腫瘍学会のWebページをご覧ください。
保険診療、先進医療とも受診の手続きはこれまでと変わらず、地域医療連携により初診予約を行っていただきます。詳しくは受診を希望される方へのページをご覧ください。