重粒子線治療の保険診療・先進医療について
当初先進医療として治療を実施してきました重粒子線治療ですが、保険適用となる疾患が順次拡大されています。
令和4年4月から保険適用の疾患がさらに拡大されました。
今回保険適用となった疾患
・ 肝細胞癌(長径4センチメートル以上のものに限る。)
・ 肝内胆管癌
・ 局所進行性膵癌
・ 局所大腸癌(手術後再発したものに限る。)
・ 局所進行性子宮頸部腺癌
同じ病名であっても、病状により保険診療で行われる場合と先進医療で行われる場合があります。
患者さんにとって円滑な治療となるよう、重粒子線治療に先立ち、お近くの医療機関の専門医を受診していただきますようお願いします。
保険診療
◆限局性の骨軟部腫瘍 ※ (平成28年4月より適用)
◆頭頸部悪性腫瘍 (平成30年4月より適用)
(口腔・咽喉頭の扁平上皮癌を除く。)
◆限局性および局所進行性前立腺癌 (平成30年4月より適用)
(転移を有するものを除く。)
◆肝細胞癌 ※ (令和4年4月より適用)
(長径4センチメートル以上のものに限る。)
◆肝内胆管癌 ※ (令和4年4月より適用)
◆局所進行膵癌※ (令和4年4月より適用)
◆局所大腸癌 ※ (令和4年4月より適用)
(手術後に再発したものに限る。)
◆局所進行性子宮頸部腺癌 ※ (令和4年4月より適用)
※……手術による根治的な治療法が困難であるものに限る。
上記の疾患については、保険診療での治療が行われます。当センターでの治療の概要については[重粒子線治療の適用となる疾患ページ]をご覧ください。
先進医療 (その他の疾患)
重粒子線治療の適用となる疾患のうち、上記を除く疾患については、公益社団法人日本放射線腫瘍学会の主導により作成された適応症と統一治療方針に基づき、引き続き先進医療として治療が行われます。詳しくは[日本放射線腫瘍学会のWebページ(医療関係者向け)]をご覧ください。
当センターでの治療の概要については[重粒子線治療の適用となる疾患ページ]をご覧ください。
受診方法
保険診療、先進医療とも受診の手続きはこれまでと変わらず、地域医療連携により初診予約を行っていただきます。受診方法については[受診を希望される方へのページ]、[ご紹介くださる医療機関の方へのページ]をご覧ください。